FORESTA SPECIAL INTERVIEW

大野隆さん FORESTA 男声メンバー〈バスパート担当〉

FORESTA(フォレスタ)リーダー・大野隆さん

■自己紹介をお願いします。
フォレスタの大野 隆です。バスパートを担当しております。

■「BS日本・こころの歌」番組開始からご活躍されています。これまでのFORESTAの活動を通じて印象に残っている出来事はありますか?
結成以来、童謡、唱歌から日本歌曲、昭和歌謡に至るまで、様々な日本の歌を歌わせていただいておりますが、最初のうちはこれまで大学で学んできたクラシックの発声とのギャップに戸惑うこともありました。様々な曲に出逢い、日本の歌の詩と旋律がもつ美しさ、嫋やかさなどに触れ、自分の歌い方自体も変わって来たように思います。結果として、それはクラシックの曲を歌う時にも大変役立ち、勉強になりました。

■番組収録時の裏側を教えていただけますでしょうか。収録前の準備、楽屋での過ごし方、メンバーの皆さんとのエピソードなどお教え下さい。
収録は朝から深夜まで長時間におよびますので、とにかく体力勝負。メンバーのみんなもそれぞれの方法で調整し、楽屋で過ごしています。自分は歌う事より話す事の方が喉を使ってしまうので、声の消耗を避けるために必要以上に話さないようにしています。他のメンバーは、ひたすら発声をする人、食事を控えめにする人、逆に体力勝負なのでたくさん食べる人、と、それぞれですが、収録は基本的には一発勝負。ミスをするとメンバーはもちろん、周りのたくさんの皆様にもご迷惑をかけすることになってしまいますので、非常に緊張します。収録が終わった後は、体は疲れていても頭が興奮状態で、夜なかなか寝付けないことが多いですね。

■今回発売になるDVD(「第十四章」)で大野さんお気に入りの歌唱曲、注目してほしいポイントなどがありましたらお教えください。
たくさんありますが、“いきものがかり” さんの「ありがとう」は混声合唱用にアレンジされており、フォレスタにぴったりの楽曲に仕上がっています。また、荒木一郎さんの歌われた「空に星があるように」は、音域が非常に広く苦労いたしましたが、その分やりがいのある曲でした。

■FORESTAへの想いをお聞かせ下さい。
フォレスタは自分が大学院を卒業してからすぐに参加させていただいており、これまでの活動の中でたくさんのことを学ばせていただく場となりました。童謡、唱歌、抒情歌から昭和歌謡に至るまで、たくさんの歌と出会えたことで、フォレスタと共に自分自身成長することができましたし、このような日本の美しい曲の数々を歌い継いでいけることに感謝しています。今後も誇りを持って歩んでいきたいと思っています。

〜以下は個人的な質問になります〜
■幼い頃から歌手に憧れていましたか?

小学校3年生の頃から地元の少年少女合唱に所属しており、音楽の教師であった祖父、父の影響もあって常に身近に音楽がありました。父はカラオケも大好きでしたので、幼稚園に通っていた頃からフランク永井さんの「おまえに」や春日八郎さんの「赤いランプの終列車」など、たくさんの曲を耳にして、意味もわからず歌詞を自然に覚えて歌っていました。自分も父にお願いして、当時流行っていたアニメの「宇宙戦艦ヤマト」などをカラオケで歌っており、幼心にもささきいさおさんの美しい低音の響に憧れていました。

■愛称(あだ名)をお教え下さい。
あだ名は特に無く、大野さんと呼ばれています。

■趣味やお好きな食べ物をお教え下さい。
趣味はスニーカー収集と、映画鑑賞、長風呂。好きな食べ物はお寿司です。

■美しい歌声と体調を維持するために、心がけていらっしゃることはありますか?
歌も体力が大切なので、毎日スクワットを100回、その他腕立てや腹筋などをしています。

■「BS日本・こころの歌 第十四章」DVD発売を心待ちにしているファンの皆さまへのメッセージをお願いします。
皆様に支えていただき、お陰様でFORESTAも今年20周年を迎えることができました。今回のDVD、第十四章も様々な時代の名曲が収録されています。経験を重ねたフォレスタの歌声、名曲の数々で心潤う時間をお過ごしいただければ幸いです。

〜ご協力頂きまして、誠にありがとうございました。〜

・このインタビューは 『音の楽園 '22年 春号 vol.59』に掲載していたものです。

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