■自己紹介をお願いします。
ソプラノパートの池田史花です。

■「BS日本・こころの歌」番組にてご活躍されています。これまでのFORESTAの活動を通じて印象に残っている出来事はありますか？
コンサートで全国どこへ行ってもたくさんのファンの方に温かく迎えていただき、“いつもテレビで見ているよ！”と声をかけてくださることに、入りたての頃はまずとてもびっくりしました。お会いしたことのない方が番組を通して私の歌を聴いて、良かったと言ってくださる。たくさんの方が番組を愛し、観てくださるんだなぁと感じます。自分にとっての大きなパワーになる瞬間です。

■番組収録時の裏側を教えていただけますでしょうか。収録前の準備、楽屋での過ごし方、メンバーの皆さんとのエピソードなどお教え下さい。
収録は一日がかりです。朝から喉や体を整え、各々準備をします。ヘアメイクを終え、お昼ご飯をいただいた後は、女性楽屋はみんなで色々な話をして少しリラックスした時間を過ごします。楽譜を見返したり、発声をしたり。マッサージやストレッチをしながら過ごします。収録が始まると、カメラリハーサルの後にその曲に参加していないメンバーがアドバイスをくれたりして、みんなで助け合いながら曲を仕上げるという感じです。多くのカメラに囲まれての収録はとても緊張しますし、何年経っても慣れませんが、メンバー全員が曲に集中してスタッフの皆さんと一つのものを作り上げる、という作業が少しずつ好きになってきました。

■今回発売になるDVD（「第十六章」）で池田さんお気に入りの歌唱曲、注目してほしいポイントなどがありましたらお教えください。
｢渚のセニョリーナ｣です。収録で初めて知った曲でした。ラテン系のリズムやメロディーで、すぐ好きになりました。「僕の夢だけ見ておくれー♩」という歌詞も素敵でした。歌い回しをみんなで揃えたり、梓みちよさんの持つ、甘い低い声の魅力がそのまま出るように、と意識して歌った曲です。

■ＦＯＲＥＳＴＡへの想いをお聞かせ下さい。
2017年、恩師の勧めがあってオーディションを受け、フォレスタに参加させていただきました。初めてのマイク、初めてのジャンルの歌謡曲や演歌…。初めてだらけの事で大変なことや難しいことがたくさんありました。そんな中、公演を観に来てくれた先生から「あれだけ多くのお客様が待っていてくださるのだから、辛いことがあっても乗り越えていきなさい。頑張りなさい」と言われました。最近になって、先生が仰っていた事が理解できた様な気がします。お客様に育てていただき、見守っていただき、今があると思っています。感謝の気持ちでいっぱいです。

〜以下は個人的な質問になります〜

■幼い頃から歌手に憧れていましたか？
幼い頃から歌を聞くのも歌うのも、とても好きでしたが、歌手になりたいとは思っていませんでした。でも、とにかく歌番組は必ずチェックする子供でした（今もです 笑）

■愛称（あだ名）をお教え下さい。
ふーちゃん、ふーみん。

■趣味やお好きな食べ物をお教え下さい。
趣味も音楽になってしまうほど音楽が好きです。石を集めたり眺めたりするのも好きです。好きな食べ物はお肉、ラーメン。

■美しい歌声と体調を維持するために、心がけていらっしゃることはありますか？
寝る時に必ずマスクをして寝ます。のど飴はいつも持ち歩くこと。お肉を食べること。筋トレをすること。

■番組「ＢＳ日本・こころの歌」をお楽しみになっているファンの皆さまへのメッセージをお願いします。
いつも番組をご覧頂き、ありがとうございます。20年も愛されているこの番組に参加させていただいていること、本当に感謝しております。聴いてくださる方が、当時を懐かしく思い出してくださって｢ああ、いい歌だなぁ｣と、歌そのものの良さが伝わるように心がけています。私が生まれる前の歌もたくさん歌っていますが、テレビの前の皆様の思い出にそっと寄り添う歌をメンバーと共に一生懸命歌い継いでいきたいです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

〜ご協力頂きまして、誠にありがとうございました。〜

・このインタビューは 『音の楽園 '24年 春号 vol.67』に掲載していたものです。