ベートーヴェンはいつも苦虫をかみつぶしていたのではないんです。

ベートーヴェン(1770-1827)
CD1.
1.ロンド ト長調 Op.51-2
2.7つのレントラー WoO11
3.ピアノ・ソナタ 第8番 ハ短調「悲愴」Op.13より 第2楽章
4.メヌエット ハ長調
5.2つのバガテル
6.バガテル イ短調「エリーゼのために」WoO59
7-8.ピアノ・ソナタ第20番 ト長調 Op.49-2
9-12.7つのバガテル Op.33より 第1,3,4,6番
13-14.ピアノ・ソナタ 第14番 嬰ハ短調「月光」Op.27-2より
　　　第1.2楽章
15-17.11のバガテル Op.119より 第1.2.3番
18.6つのエコセーズ WoO83
19.メヌエット 変ホ長調 WoO82
20.ロンド ハ長調 WoO40
21.ピアノ・ソナタ第1番 ヘ短調 Op.2-1より 第2楽章
22-23.11のバガテル Op.119より 第4.9番
24.6つのバガテル Op.126より 第5番
CD2.
1.ピアノ・ソナタ 第25番 ト長調 Op.79より 第2楽章
2.ピアノ・ソナタ 第9番 ホ長調 Op.14-1より 第2楽章
3-5.ピアノ・ソナタ 変ホ長調「選帝候ソナタ 」WoO47-1
6-7.ソナチネ ト長調 Anh.5-1
8.ピアノ・ソナタ 第11番 変ロ長調 Op.22より 第2楽章
9.ピアノ・ソナタ第10番 ト長調 Op.14-2より 第2楽章
10.ピアノ・ソナタ第17番 ニ短調「テンペスト」
　Op.31-2より第2楽章
11.パイジェルロの「水車屋の娘」の主題による6つの変奏曲
　 ト長調 WoO70
12-15.ピアノ・ソナタ第15番 ニ長調「田園」Op.28

ベートーヴェンの作品の中から、ゆったりめの曲と楽しい曲を集めました。中でも人気の高いのが「悲愴」の第2楽章でしょう。この美しいメロディは広く愛されていて、このまま、または様々な形に編曲されたものが良く耳に飛び込んできます。このロマンティックな曲を、あの気難しそうなベートーヴェンが書いたなんて！驚いてしまう方も多いのではないでしょうか。他の作品も愛らしくて、いじらしいものばかり。ほっこりしたベートーヴェンで和んでみてください。

どちらかと言うと、孤独を楽しみたい大人向けの音楽

ブラームス(1833-1897)
CD1.
1-2.3つのインテルメッツォ Op.117より 第1.2番
3.ハンガリー舞曲 第3番
4.ハンガリー舞曲 第5番
5.6つのピアノ小品 Op.118より 第2番
6.ハンガリー舞曲 第6番
7-10.16のワルツ Op.39より 第6,8,9,10番
11.6つのピアノ小品 Op.118より 第5番
12-13.8つの小品 Op.76より 第2,3番
14-17.16のワルツ Op.39より 第1,2,3,5番
18-19.7つの幻想曲 Op.116より 第2,4番
20-23.16のワルツ Op.39より 第11,12,15,16番
CD2.
1-3.4つの小品 Op.119より 第1,2,3番
4-8.ワルツ集「愛の歌」Op.52a(4手ピアノ編)より
　　第1,4,5,6,8番
9-10.8つの小品 Op.76より第6,7番
11-15.ワルツ集「愛の歌」Op.52a(4手ピアノ編)より
　　　第10,13,14,15,17番
16-17.7つの幻想曲 Op.116より 第5,6番
18-21.ハイドンの主題による変奏曲Op.56b(2台ピアノ編)より
　　　<主題 / 第3変奏 / 第4変奏 / 第7変奏>
22.ピアノ・ソナタ 第3番 ヘ短調 Op.5より 第2楽章

ブラームスの曲を「イージーリスニング」にしてしまうなんて、これはとても贅沢なことなのではないでしょうか？とりあえず、煌く夜景を背にしてブランデーグラスを片手に…。もしくは秋の夕暮れ、縁側で虫の声を聞きながら……。ゴージャスなひとときにも、ほっとするひとときにも、どちらにもマッチする落ち着いた大人の音楽です。

軽やかな甘さに満ちた、春の夜に聴きたい音楽

メンデルスゾーン(1809-1847)＆フィールド(1782-1837)
CD1.
1-5.メンデルスゾーン:無言歌集より
　　＜Op.62-6「春の歌」 / Op.62-1 / Op.102-3 / Op.85-1 / Op.102-5「子供のための小品」＞
6.フィールド:夜想曲第12番 ト長調 H.58d
7-9.メンデルスゾーン:無言歌集より
　　＜Op.30-3 / Op.67-2 / Op.85-4＞
10.フィールド:夜想曲第11番 変ホ長調 H.56a
11-13.メンデルスゾーン:無言歌集より
　　＜Op.67-6 / Op.38-4 / Op.67-1＞
14.フィールド:夜想曲第3番 変イ長調 H.26
15-16.メンデルスゾーン:無言歌集より
　　＜Op.53-1 / Op.30-1＞
17-18.メンデルスゾーン:6つの前奏曲とフーガ Op.35より
　<前奏曲 第2番 / 前奏曲 第4番>
19-21.メンデルスゾーン:子供のための6つの小品
　　「クリスマス小品集」Op.72より 第1,2,3,4番
22.メンデルスゾーン:舟歌 イ長調
CD2.
1.フィールド:夜想曲第4番 イ長調 H.36
2-5.メンデルスゾーン:無言歌集より
　＜Op.19-1 / Op.53-5「民謡」 / Op.19-4 / Op.19-6「ヴェニスの舟歌」＞
6.フィールド:夜想曲第5番 変ロ長調 H.37
7.フィールド:夜想曲第6番 ヘ長調 H.40a
8-10.メンデルスゾーン:無言歌集より
　＜Op.102-4 / Op.38-1 / Op.85-6＞
11.メンデルスゾーン:ピアノ・ソナタ ホ長調
　　　　　　　　　　　　　　Op.6より 第2楽章
12.フィールド:夜想曲第8番 イ長調
13.フィールド:夜想曲第9番 変ホ長調
14.メンデルスゾーン:3つの幻想曲あるいはカプリス
　　　　　　　　　　　　　　Op.16より 第3曲
15.メンデルスゾーン:2つの小品より 第1番
16.フィールド:夜想曲第1番 変ホ長調 H.24
17.メンデルスゾーン:無言歌集より Op.67-4「紡ぎ歌」
18.フィールド:夜想曲第18番 ホ長調 「ル・ミディ」H.13R

上品、貴族的、そんな言葉を思い浮かべたくなるようなメンデルスゾーンの無言歌、ショパンに大きな影響を与えたフィールドの夜想曲、どちらも明るさの中に、ほんのちょっぴり憂いを含んだ魅力的な曲たちです。小さいながらも表情豊かな無言歌は、聞いているだけで次々と想像が膨らみますし、ひたすら甘い夜想曲は疲れた心をやさしく包むことでしょう。爽やかで穏やかな時間をお届けいたします。

美しい鳥に誘われて、薄暗い森の中を歩いたり、誰も知らない国へ行ったり・・・

シューマン（1810-1856）
CD1.
1.アラベスク ハ長調 Op.18
2-6.子供のためのアルバム 第1部 Op.68より
　＜1.メロディ / 2.兵士の行進 / 3.くちずさむ歌 / 4.コラール / 5.小さな曲＞
7.幻想小曲集 Op.12より 「夕べに」
8-11.森の情景 Op.82より
　＜1.森の入口 / 3.孤独な花 / 7.予言の鳥 / 9.別れ＞
12-16.子供のためのアルバム 第1部 Op.68より
　＜6.あわれな孤児 / 8.乱暴な鼓手 / 10.楽しい農夫 / 14.小さな練習曲 / 15.森の歌＞
17.3つのロマンス Op.28より 第2番
18-21.子どもの情景 Op.15より
　＜1.見知らぬ国から / 2.不思議なお話 / 4.ねだる子ども / 5.満足＞
22.幻想曲 ハ長調 Op.17より 第3楽章
23-27.子供のためのアルバム 第2部 Op.68より
　＜24.収穫の歌 / 26.題名なし / 28.思い出 / 30.題名なし / 35.ミニョン＞
28.ピアノ・ソナタ第1番 嬰ヘ短調 Op.11より 第2楽章
CD2.
1-6.謝肉祭 Op.9より
　＜5.オイゼビウス / 7.移り気な女 / 8.返事 / 12.ショパン / 15.パンタロンとコロンビーヌ / 18.プロムナード＞
7-9.子供のためのアルバム 第2部 Op.68より
　＜20.田舎風の歌 / 21.題名なし / 22.輪唱歌＞
10-13.子どもの情景 Op.15より
　＜7.トロイメライ / 8.炉辺で / 10.むきになって / 12.眠っている子ども＞
14.ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22より 第2楽章
15-21.ダヴィッド同盟舞曲集 Op.6より
　　　第1,2,5,11,12,14,18番
22-23.色とりどりの小品 Op.99より
　＜3つの小品 第1番 / 5つのアルバムの綴り 第3番＞
24-27.交響的練習曲より
　＜第3練習曲 / 追加変奏曲 第4 / 追加変奏曲 第5 / 第11練習曲＞
28.幻想小曲集 Op.12より 「なぜ？」
29.アベッグ変奏曲 Op.1

何だか憂鬱な気分の日や、雨が降って心が晴れない日、そんな時は穏やかに包んでくれるように優しいシューマンの曲をどうぞ。いつも夢の中を彷徨っているような彼の曲を聴いていると、子供の頃の純真な心を取り戻せそうな気がしてきます。