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千年の時空を超えて誕生した平安シンフォニー
360度の立体音響と現代京ことばによる平安朝時代の音宇宙

語り部による 雪の降る晩の夜話し。このように始まる平安シンフォニーを、以前より書いてみたいと思っていました。世界最古の長編小説といわれる源氏物語による、京ことばの語りを伴った1時間半のシンフォニーです。ぜひSACDで聴いてください。後方スピーカーは、単なるアンビエンスではなく独立して音が出てきます。どちらを向いて聴いても立体音響になり、そのスピーカーに囲まれた中にいると千年昔の平安朝時代の音宇宙に浸ることができるでしょう。 冨田勲

【POINT】
◆　千年前に描かれながら、今日にも十分通じる愛憎ドラマである源氏物語を、冨田勲が交響化した大作「源氏物語幻想交響絵巻」の完全版。オーケストラ+邦楽器+シンセサイザーを駆使し、壮麗かつ悠久の音楽がくりひろげられる、冨田音楽の集大成
◆　完全版制作を前に、中井和子氏による現代京ことば訳の源氏物語に出会った冨田氏は、その京ことばの語りを新たに加えました。聴き手を千年の時空を超えて平安の時代へといざないます。
◆　制作当初からサラウンド再生による立体音響を前提に作曲・録音が進められた本作は、コンサートホールの単なる「再現」ではない、創造的な立体音響でなければ実現不可能なサウンドで、音楽と音響が不可分のものとして創作された見事な作品です。

収録内容

源氏物語幻想交響絵巻 完全版 収録内容

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